Kompira enterprise v2.0.3 をリリースしました。
合わせて ke2-docker も更新していますので、以下もご確認ください。
コンテナイメージ
kompira.azurecr.io/kompira-enterprise:2.0.3
新機能
- Kompira Enterprise 2.0 の認証(ログイン)を OpenID Connect (OIDC) と連携できるようになりました。仕様と設定手順については以下の資料を参考にしてください。
- 「OpenID Connect (OIDC) 連携対応仕様」
- 「Kompira Enterprise OIDC連携設定ガイド」
- OIDC プロトコルに対応する各認証プロバイダと連携できる見込みですが、弊社で動作確認しているプロバイダは以下のとおりです。
- Microsoft Entra ID
修正
- 多重度設定したジョブフローがチャネルアクションから待ちのまま開始しないことがある問題を修正しました。
- 参照先オブジェクトを移動・削除した時に参照元のオブジェクトフィールドのリンクが更新されない問題を修正しました。
- [merge_v16] Type オブジェクトのフィールドクオリファイアに複数の ‘#’ が含まれていても、テーブル作成時にそのType オブジェクトを参照できるようにしました。
- [merge_v16] 長い名前のオブジェクトも、export_dir と import_dir を使用してエクスポートおよびインポートできるようにしました。
変更
- ユーザー名に使用できる文字について、以下のように拡張しました。
- 最大長:64文字
- 使用できる文字:アルファベット、数字、下線 (
_
)、ドット (.
)、ハイフン (-
) - 禁止事項:ドットは先頭、末尾には置けない。また、連続することはできない。
- 補足事項:先頭の数字は許可する。
- ホームディレクトリ作成時にディレクトリ名が規則に従って自動変換されるようになりました。
- ホームディレクトリは
/home/<ユーザ名>
に作成されますが、ユーザー名に使用できる文字種が拡張されたため、Kompira オブジェクトの命名規則の制限に抵触する可能性があります。その場合、抵触する文字を下線(_
)に置き換えてホームディレクトリを作成するようになりました。また、すでに同名のホームディレクトリが存在する場合は、衝突を避けるためにディレクトリ名に連番のサフィックスを付加して作成します。
- ホームディレクトリは
- 以下の JS ライブラリをアップデートしました。
- codemirror: 5.48.0 -> 5.56.18
- dependsOn: 1.0.1 -> 1.5.1
- jquery: 3.5.1 -> 3.7.1
- jquery-ui: 1.12.1 -> 1.14.1
- js-cookie: 2.2.0 -> 3.0.5
- jsrender: 1.0.6 -> 1.0.15
- jstree: 3.3.8 -> 3.3.17
- moment: 2.27.0 -> 2.30.1
- manage.py collectstatic 時に –clear オプションを追加して、古い static ファイルが残らないようにしました。
- javascript-catalog のエンドポイントを /.jsi18n/ から /.jsi18n.js に変更しました。
注意点
- Ver.2.0.2 でライセンス管理における system_id の算出方法が変わりました。Ver.2.0.1以前からアップデートする場合は、ライセンスを再発行して適用していただく必要があります。