何らかの事情により ksuninstall
が利用できない場合に手動で Ksocket をアンインストールする方法です。 通常は Ksocket マニュアルの指示通りksuninstall
を用いたアンインストールを行ってください。 なお Linux の場合は root ユーザー、Windows の場合は管理者権限で実行することを想定しています。
注意
Ksocket のアンインストールを行うと設定/接続情報ファイル等が全て消えます。 また接続情報ファイルの簡易暗号化を行っていた場合、復号化出来なくなります。 アンインストールを実行する前に、必要な情報のバックアップをお願いします。
Ksocket サービスの停止
systemd
OS が systemd によりデーモンを管理している場合は以下のコマンドで ksocket
デーモンを停止します:
% systemctl stop ksocket
主に RHEL 7.x / 8.x, CentOS 7.x / 8.x, Ubuntu 16.04 LTS, Ubuntu 18.04 LTS が systemd を利用しています。
Upstart
OS が Upstart によりデーモンを管理している場合は以下のコマンドで ksocket
デーモンを停止します:
% initctl stop ksocket
主に RHEL 6.x, CentOS 6.x, Ubuntu 14.04 LTS が Upstart を利用しています。
Windows
コマンドプロンプトにて以下のコマンドで ksocket
サービスを停止します:
> sc.exe stop ksocket
Ksocket サービスの削除
systemd (Ksocket v1)
OS により ksocket.service
インストール先のディレクトリが異なります。 以下の例を参考に該当ファイルを削除してください。
unlink /usr/lib/systemd/system/ksocket.service
unlink /etc/systemd/system/ksocket.service
unlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/ksocket.service
unlink /lib/systemd/system/ksocket.service
unlink /usr/local/lib/systemd/system/ksocket.service
その後以下コマンドにて systemd をリフレッシュします
% systemctl daemon-reload % systemctl reset-failed
systemd (Ksocket v2)
以下のコマンドにてサービスを無効化してください
% systemctl disable ksocket
Ksocket v2 では Ksocket インストール先ディレクトリ下の ksocket.service
ファイルを直接サービス化しているため、サービスの無効化とアンインストールが同義となります。
Upstart
以下のコマンドにて ksocket.conf
ファイルを削除してください:
% unlink /etc/init/ksocket.conf
その後、以下のコマンドにて Upstart の状態を更新してください:
% initctl reload-configuration
Windows
Ksocket サービスが停止していることを確認した上で、コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行してください:
> sc.exe delete ksocket
なお Ksocket サービスが停止しているかは sc.exe query ksocket
の結果で STATE
が STOPPED
になっているかで確認できます。
Ksocket の削除
Linux
Ksocket のインストール先を以下のコマンドで削除します。 インストール先を変更していた場合は読み替えてください:
% rm -rf /opt/fixpoint/ksocket
Windows
コマンドプロンプトにて以下のコマンドで削除します。 インストール先を変更していた場合は読み替えてください:
> rd /s C:\ProgramData\Fixpoint\ksocket
上記にてアンインストールは完了ですが、完全削除する場合は上記に加えて以下も削除してください
- スタートメニューのショートカット
KSOCKET_HOME
という環境変数 (Ksocket v1 の場合)
スタートメニューのショートカットおよび環境変数の削除方法に関しては Windows のヘルプを参照してください。