Kompira enterprise v2.0.4 をリリース

Kompira enterprise v2.0.4 をリリースしました。
合わせて ke2-docker と管理者マニュアルも更新していますので、以下もご確認ください。

コンテナイメージ

kompira.azurecr.io/kompira-enterprise:2.0.4

新機能

  • ジョブフローエディタについて以下の機能拡張を行ないました。
    • リアルタイムコンパイルによるエラー表示
    • エラー箇所の位置情報の詳細化
    • ジョブフローの表示画面と編集画面の統一化
    • ジョブフロー補完機能の追加
    • オブジェクトリンク押下によるポップアップ表示
    • テキストエディタのメニューの日本語表示
    • それぞれの詳細については以下の資料を参考にしてください。
  • ジョブフローエディタの機能拡張に関連して以下の対応を行なっています。
    • スクリプトオブジェクトの表示画面についても、ジョブフローと同様に編集画面との統一化を行ないました。
    • 型オブジェクトなどの編集画面において、フィールド修飾子をポップアップエディタで編集できるようになっていますが、このエディタにおいて編集時に JSON 形式のエラー位置を表示できるようになりました。
  • spawn 組み込み関数にユーザー指定を行うパラメータ user を追加しました。
  • urlopen でクライアント証明書に対応しました。
  • パターンオブジェクトに search メソッドを追加しました。

修正

  • ID指定してプロセスオブジェクトを export_data した時に、全てのプロセスが出力されてしまう問題を修正しました。
  • module モードのライブラリの関数の呼び出しに失敗する問題を修正しました。
  • プロパティ編集画面で空のグループパーミッションの行を削除して保存するとバリデーションエラーになる問題を修正しました。
  • manage.py export_data でユーザ/グループデータが重複して出力される場合がある問題を修正しました。
  • 長いオブジェクトパスのディレクトリ中で作成や削除を行った時に CacheKeyWarning が出力され、ルートディレクトリにリダイレクトされる問題を修正しました。
  • 配列に対して * 演算子で積を求めようとすると実行時エラーになる問題を修正しました。
  • ディレクトリの2ページ目以降でオブジェクトを選択して移動して親ディレクトリに戻ると1ページ目に遷移してしまう問題を修正しました。
  • HTTP レスポンスで Allow ヘッダが正しく設定されていない問題を修正しました。
  • 深いパスを指定してエクスポートしたデータを別ディレクトリにインポートできない問題を修正しました。
  • export_data または export_dir を使用してエクスポートする際、指定したパスによっては同一オブジェクトが重複してエクスポートされる問題を修正しました。

変更

  • 【重要】ジョブフロー型定義を一部変更しました。
    • “errors” フィールドについて、その型を Dictionary 型 から LargeText 型に変更しました。
    • 従来は {行番号: エラー情報, ...} というデータ構造でしたが、エラー箇所の位置情報の詳細化のためには適していないため、フィールド型としては LargeText 型に変更して、エラー情報は JSON 化して保存するようにしました。
    • このフィールドは “invisible” 修飾子が付けられているため、編集画面や詳細画面では見えませんし、エクスポートデータなどにも出力されません。ただしデータベース上には記録されており、そのデータ構造の変更になりますので、データを直接参照しているような場合には修正が必要になります。
  • JS ライブラリのアップデートに合わせて WebUI の変更および機能改善をしました。
    • パーミッション編集画面での「ユーザ」と「グループ」の選択肢を select2 化しました。
    • スクリプトオブジェクト画面での「ノード」と「アカウント」の選択肢を select2 化しました。
    • Array/Dictionary な Datetime/Date/Time フィールドでピッカーを使えるようにしました。
    • その他 WebUI の変更点については以下の資料を参考にしてください。
  • 組み込みのグループオブジェクトは名前を変更できないようにしました。
  • 設定型の Config.data プロパティについて、読み込みには readable 権限、変更時には readable 権限と executable 権限が必要になりました。
  • docker-entrypoint.sh で kompira コンテナイメージの任意のコマンドを実行できるようにしました。
  • データ管理のため、コンテナ起動時にあらかじめ /var/opt/kompira/data ディレクトリを作成するようにしました。
  • JSの翻訳データとして javascript-catalog の代わりに django-statici18n を使うようにしました。
  • オブジェクト削除時のキャッシュ無効化処理を最適化しました。

その他

  • 利用している JS ライブラリを更新しました。
    • アップデート
      • bootstrap: 4.5.2 -> 5.3.3
      • select2-bootstrap4-theme: 1.3.4 -> select2-bootstrap-5-theme: 1.3.0
      • tempus-dominus: 4-53.0 -> 6.9.4
    • 追加
      • popper: 2.11.8
      • jsonlint: 1.6.0
    • 削除
      • bootstrap-select: 1.13.16
      • code-prettify: unknown
  • 利用している Python ライブラリを更新しました。
    • 追加
      • django-statici18n ~= 2.6.0
    • 削除
      • django-tempus-dominus ~= 5.1.2.17
  • ユーザーマニュアルを修正しました。

注意点

  • Ver.2.0.2 でライセンス管理における system_id の算出方法が変わりました。Ver.2.0.1以前からアップデートする場合は、ライセンスを再発行して適用していただく必要があります。
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