Kompira enterprise v2.0.4.post1 をリリースしました。
合わせて ke2-docker も更新していますので、以下もご確認ください。
コンテナイメージ
kompira.azurecr.io/kompira-enterprise:2.0.4.post1
新機能
- ジョブフローエディタに「開発」メニューが追加されました。
- 「開発」メニューには「エラーチェックの実行」と「自動エラーチェックの有効化」があります。
- 「エラーチェックの実行」は自動エラーチェックの状態に関わらず即時にエラーチェックを実行します。
- 「自動エラーチェックの有効化」はトグルになっていて、有効なときはチェックマークが表示されます。
修正
- ジョブフロープロセスの監視モードが想定外の値の場合は NOTHING とみなすように修正しました。
- ジョブフローからスケジューラオブジェクトを登録/削除するとエンジン内部のスケジュール登録が残る問題を修正しました。
- kompira_sendevt で大きなメッセージを送信するとエンジンとジョブマネージャの停止エラーが表示される場合がある問題を修正しました。
- use_pty モードで標準入力をリモートジョブに渡すと実行時間が遅い問題を改善しました。
- put/get コマンドで
__sudo__=true
の指定が効かない問題を修正しました。 - AMQP メッセージサイズ超過時に kompira_jobmngrd が異常終了しないように修正しました。
- 例外 amqpstorm.AMQPChannelError をキャッチした場合は即時再接続するようにしました。
- kompira_sendevt に rabbitmq-server の max_message_size を超えるデータを渡しても異常終了しない問題を修正しました。
- kompira_jobmngrd の Worker プロセスのログが出力されない問題を修正しました。
変更
- mailto() 処理中でも他のジョブフロープロセスが動作できるようにしました。
- パッケージ情報更新時に JSON ファイルが存在しない場合にエラーログを記録しないようにしました。
- エディタの以下メニューの表記を変更するとともに、モードを示すチェックマークが表示されるようなりました。
- 「全画面モードの切り替え」->「全画面モードの有効化」
- 「マージモードの切り替え」->「マージモードの有効化」
- jobmngrd でのジョブの結果データのサイズが制限(デフォルト128MB)を超える場合はジョブエラーを kompirad に通知するようにしました。
- コマンド自体が成功していても、当該の実行ジョブがエラーとなります。
- mailto() 組み込み関数で、smtp_server 引数に null (SmtpServer型オブジェクト以外の値)が渡された場合は、エラーとなるように変更しました。
その他
- チャネルへの大きいメッセージ受信時などに postgresql のスロークエリログを抑止するようにしました。
- amqpstorm における大きなメッセージ送受信時のパフォーマンスを改善しました。
- リモートジョブにおける入出力バッファサイズを拡張して処理時間を改善しました。
- イベントジョブで内部的なエラーが発生した場合は $STATUS が -1 で終了する場合があることを、マニュアルに追記しました。
注意点
- Ver.2.0.2 でライセンス管理における system_id の算出方法が変わりました。Ver.2.0.1以前からアップデートする場合は、ライセンスを再発行して適用していただく必要があります。